ポコログ

発達の遅かった息子とADHDっぽい夫との日常をパニック障害もちの主婦が書いています

高校受験を振り返る⑤

夫のお兄さんが、中学の面談で「行ける高校がない」と言われたという話は以前聞いた事があったけれども…全部受からないことが本当にあるのかと…

前回の話

pokomix.hatenablog.com当時どんな感じだったのかをお義母さんに教えてもらいたいと夫に言うと

たしかに、当時多忙を極め、気苦労も多かった義母は、1日1日をやり過ごすだけで精一杯だったに違いない…。

それでも、6%くらいしか覚えていない夫よりは、覚えていることがあるかもしれない。

その中に息子にとって当てはまるような事があるかも。

そう思って連絡してみると…

おかあさぁん、お気持ち分かりますぅぅぅ( ;∀;)

とにかく勉強しなかったらしい。

そのことで何を言っても本人に響くことはなく…。

そして、いよいよ本格的な受験期になって、このままだと厳しいと言われた中で、受かる可能性がありそうな高校を見学に行ってみると

それは、自宅から遠く離れた僻地にある高校だった。

周囲に何もないその高校を見学して帰宅したお兄さんが一言

「地平線が見えたよ」と。

高校を見学したことによって、その高校には絶対に行きたくないという気持ちが芽生え、このままではヤバい本気で勉強しなければ、という心の転機につながったと。

なるほど。

勉強する気持ちになるっていうのが一番大事だから

行きたいから勉強する、行きたくないから勉強する、どっちでもいいんだ。

将来の目標を決めてそのために勉強する、という考え方は

将来やりたい事が明確にある子や、自分の将来をしっかりと見据える事のできる子にとっては、目標を達成するための手段として勉強に対するモチベーションを上げることにつながるのは分かるんだけど…

息子のように将来何をしたいのか分からない、やりたい事がない、というような場合は、将来のための勉強よりも、ここに行きたくないから勉強する、という考えの方が勉強に取り組むようになるかもしれない。

夫のお兄さんの場合、元々教えてもらっていた家庭教師が、大手進学塾に長年勤め、超難関校に何人も合格させていた実績の持ち主で、受験のノウハウを熟知していたので

本人がやる気になった結果、受験した高校は落ちたけど、平均的な偏差値よりもだいぶ上の高校に2次募集で受かったのだそう。

定員割れするような高校ではなかった場合、2次募集というのは、少ない人数しか受け入れないため倍率が高く、普通にそこを受験して合格するより大変だったと思う。

受かる確率の低い2次募集は薄氷を履むようなものだから、できれば避けたい…。

それに、我が家の場合、優秀な家庭教師がどこにいるかも分からないし、まず毎日何時間も教えてもらうようなお金がない…(哀)

とりあえず

プロジェクト P :まずはどんな高校があるのか本格的に調べて、奮起させよう(中2~終盤)