夫と同じ職場で働いていたころ
製品のリリース時期には仕事が超多忙になっていた。
休日出勤もしつつ毎日終電まで働き、家に帰ったら寝るだけ。
朝になったらまた会社に行くという日々が続いたことがあった。
仕事は自分のやりたいことで好きだったし、自分ではそれほど疲労は感じていなかったけど、ある朝会社に着くと自分の疲労に気付く出来事が。
毎朝、自分の席に着くとカバンからお財布を取り出し、飲み物を買いに行っていた。
その日も同じように自販機に向かう。
飲みたい物を決めてお財布からお金を取り出そうと、自分の手を見て驚愕する。
私が手にしていたのは
お財布ではなく、消しゴムだった。
お財布ではなく、机の上に置いてあった消しゴムを手に取っていたとはっ!
そのことにすら気付かなかった自分…。
やばい、かなり疲れてる…。
席に戻りすぐに今の出来事を同僚に話す。
同僚も疲れていた…笑
あの当時の私は自分の興味があることは何でも挑戦したし、色々なことを学ぶことで、さらにやりたいことが出てきて、毎日が学び、という向上心の塊だった。
あのころの私が今の私を見たら「もっと1日1日をしっかり生きろ!」と怒りそうだ。
だけど
「体調が悪くてできません。申し訳ありません。」って、できないと断るのも、私にとってはかなり勇気のいることだったんだぁ。
自分のために生きていたあのときと違って、大切な人のために生きている今。
自分のペースでゆっくりと、立ち止まることも多いけど、何事もなく過ごせたことに感謝して。
この出来事から学んだこと
人が疲れ切ったときに手にとってしまうアイテム、それは消しゴムである(異論は認めます)