ポコログ

発達の遅かった息子とADHDっぽい夫との日常をパニック障害もちの主婦が書いています

迷子の呼び出し

息子が小さいころ、歩いて10分もかからないショッピングモールによく連れて行った。

そこのおもちゃコーナーに置いてあるおもちゃで遊ぶ。

そのときは他に遊んでいる子どももいなかったので、私は商品棚のおもちゃを見てみる。

息子から見えない位置に行ったとき

私がいないと思った息子は大慌て

私のいる方向とは逆の方向へ走り出す息子

もう半分パニックになっているので止まって待つなんてことはできず、お互いに追いかけている状態だから距離が縮まらない。

私が息子を呼ぶ声は届かず、私の名前をフルネームで叫びながら館内を周る息子。

同じ幼稚園生が暇なときにもれなく通うショッピングモールでのフルネーム連呼の恥ずかしさ。

そして、速い…速いぞ。

追い込まれたとき、人は普段以上の力を発揮するもので。

息子の姿を見失う私。

そのとき、館内放送が流れる。

迷子になるのは息子ではなかった。