ポコログ

発達の遅かった息子とADHDっぽい夫との日常をパニック障害もちの主婦が書いています

子どもの中学時代(本章②)

息子の中学校の分散登校が始まって、どんな感じだったか気になる私は

学校での様子をいろいろ聞き出す。

学校では、密にならないように席の間隔を空けて座っているし、感染予防でできるだけ話さないように言われているので特に誰とも話さないで過ごしたよう。

そんな誰とも話さない分散登校がしばらく続いた後、いよいよ一斉登校が始まりクラスメイト全員が集まる本来の形になる。

ここから少しずつ会話できるようになれば…。

でも、それは私が描く理想の姿であって、実際には生徒たちも初めてのコロナ禍の中学校生活で緊張もしているから、話すときは前から知っている子たちで集まって話すのだ(そりぁそうだ)。

中学入学のタイミングで引っ越してきた息子の場合は、途中からの転校生ではなくて「ただの見た事ないやつ」になっているわけだから、声をかけられるきっかけがあるわけもなく、感染予防の観点からグループ形式で話し合う授業もなく、知り合いを作るためにはみんなが集まっている集団に自分から入っていく必要があるわけで…ハードル高いのぉ。

分散登校のときには周りも誰も話していないから、精神的にはまだよかった。

一斉登校になって、周りはみんな話しているけど自分だけ話す相手がいない、という状況で孤独をより強く感じることになり…

一斉登校が始まって数日後、いつもと同じように学校での様子を息子に聞くと

普段声を荒げたことのない息子が「もう限界だ!」と辛そうに言った。

毎回学校のことを聞いてしまった自分を反省し、その日以来学校のことは一切触れないことに決めた。

家では学校のこと以外の楽しい会話をしよう。

そんなある日、家で食事をしていたときのこと

あの限界宣言からほどなくして(なんらならその翌日に)友達ができていた。

何かのきっかけから話すことができれば、それだけで気は楽になる。

一人友達ができれば、もう大丈夫だ。

心が安定していれば、あとはもうどうにかなる笑

ようやく息子にとっての本来の中学校生活が始まった。

失われた3か月を取り返すべく友達との中学生活楽しんじゃいなよ♪

中学生活に慣れることだけを考えてた私、ある日ふと思う。

1学期は通常の授業ほとんどできなかったし、テストどころじゃなくて、今年は異例なのかなぁ?と納得。

成績表は?

さすがに成績表はもらったよね?

え、ないの?

ああ、通常の授業できなかったしなぁ、学年末にまとめる感じ?

(実際、今通っている高校は学年末に成績表を出すスタイル)。

といった感じに、今年はイレギュラーだから、と普通に納得してしまっていた。

なにしろ、通常は開催される保護者会も担任との面談もその年はすべてなくなって、新しい土地に知り合いのいない私は息子の言ってることだけが唯一の情報源だったので(今考えると息子が唯一の情報源とはなんて恐ろしい…(;゚Д゚)ガクガクブルブル)。

そして2学期になって、初めて三者面談をすることに。

テストやってるじゃん(中間テストはなかったから、「そのことだと思った」と息子は言うだろうね)。

しかも保護者のコメントまで書かれているとはっ。

学校から渡された手紙を一切見せることなく、テスト結果の一覧も見せず、成績表すら親に見せずに勝手にハンコを押して提出していたことが発覚。

そして

後からバレる方が怒られる、を息子は体験することとなる。

せめて保護者のコメントの字はもっと綺麗に書いてよねっ

続く☆ミ